タリバン カブール
- untitohu1987
- Oct 10, 2022
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アングル:タリバン政権発足から1年、自由失った女性の闘い AFP記者によると、デモには約40人が参加。 教育省前を行進しながら「パン、仕事、自由」とシュプレヒコールを上げた。 タリバン戦闘員は空に向かって威嚇射撃をしてデモを散会させた。 近くの店に逃げ込んだ参加者の中には戦闘員に追い掛けられ、銃床で殴られた人もいた。 女性たちは「8月15日は暗黒の日」と書かれた横断幕を手に労働と政治参加の権利を求めて「正義だ正義。 無学はもうたくさん」と声を上げた。 多くは顔をベールで覆わずに参加していた。 デモ主催者の一人、ゾリア・パルシさんによると、タリバン情報機関の戦闘員がやって来て空に向かって発砲した。 戦闘員は、横断幕を引き裂いたり、多くの参加者の携帯電話を没収したりしたという。 参加者の一人、ムニサ・ムバリズさんは「私たちを黙らせたくともそれはできない。 家からでも抗議する」と述べ、女性の権利のために闘い続けると語った。 AFP記者によると、デモを取材していた報道陣の中にもタリバン戦闘員から暴行を受けた記者がいる。
タリバン復権半年 女子教育再開せず 国際社会批判強める
【シンガポール=森浩】アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバンが首都カブールを制圧し、15日で1年が経過した。 タリバンは人権抑圧を強め、国際社会の支援が停止したことで経済苦が深刻の度を増している。 「人道危機と経済崩壊」が同時に押し寄せる中、7月にはカブールに国際テロ組織アルカーイダ最高指導者が潜伏していたことが判明。 国際社会の承認は遠くなり、国内の貧困はさらに拡大しそうだ。 「アフガンは監視と報復が当たり前の暗い時代に戻った」。 カブールに住むファハミさん(30)は顔を曇らせた。 ファハミさんは今年3月、突然自宅を訪れたタリバン構成員に拉致され、1週間監禁されて暴行を受けた。 傷は重く、約2カ月間起き上がれなくなるほどだったという。 きっかけはフェイスブック(FB)への投稿だ。 タリバン構成員が自身の花嫁を軍用ヘリで移動させたという投稿に対してファハミさんは憤りを覚え、「個人の利益のために国の資産を使うべきではない」とコメントした。 そのことがタリバンの怒りに触れた。 「私は当たり前のことを言っただけだ。 それも許されない世界となった」と話す。 タリバンは実権掌握後、「包摂的政府」の樹立を宣言し、旧ガニ政権関係者の恩赦や、イスラム法(シャリーア)の範囲内での女性の権利保障を表明した。 当初からその約束には疑念が呈されていたが、ファハミさんの例のような強権支配を展開している。 国連の7月の報告によると、首都陥落から今年6月に掛けてタリバンが旧政権関係者ら160人を「超法規的に処刑」したという。 タリバン権力掌握から1年 支援滞り経済悪化 アフガニスタン
8月9日、アフガニスタンのモネサ・ムバレズさんは、20年にわたる民主政権下で獲得した女性の権利をやすやすと手放すつもりはない。 大都市を中心として、彼女のように自由を勝ち取っていた女性は多かった。 1990年代末の前タリバン支配時代を過ごした世代には、夢見ることさえかなわなかった自由だ。 しかし今、ムバレズさんは職を失っている。 タリバンがイスラム法を厳格に解釈し、女性の就労を厳しく制限したからだ。 タリバンは女性に保守的な服装と行動を義務付け、全国で女子の中等教育学校を閉鎖した。 新政権に女性閣僚はおらず、女性問題省は閉鎖された。 「戦争は終わったが、アフガン女性の適切な居場所を求める闘いが始まった。 あらゆる不公平に対し、命果てるまで声を上げていく」と語るムバレズさんは、首都カブールで最も著名な活動家の1人だ。 西側を後ろ盾とした民主政権が転覆した後の数週間、ムバレズさんはタリバンのメンバーによる殴打や拘束のリスクも顧みず、街頭デモに参加した。 激しい闘いの末に勝ち取った権利を守るためだ。 そうしたデモも今ではすっかり鳴りを潜め、ムバレズさんが最後に参加したのは5月10日だ。 しかし、彼女らは自宅に集まって女性の権利について話し合い、他の人々にも参加を呼びかけるなど、反抗のための行動を内々に続けている。 タリバンが前回アフガンを支配していた時代には、こうした集会はまず考えられなかった。 7月にムバレズさんの家で開いた集会で、女性らは車座になって経験を語り合い、「食料」、「仕事」、「自由」など街頭デモさながらのスローガンを唱えた。 ムバレズさんは、ロイターに「私たちは自らの自由のために、権利と地位のために闘う。 国や組織、スパイ機関のために闘うのではない。 ここは私たちの国、私たちの故郷であり、私たちはここに住むための全ての権利を有している」と語った。 タリバン カブー
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